〈匿流の闇〉
匿名・流動型犯罪グループ(匿流)によるとみられる強盗事件が東京都内でも相次いでおり、同じ住宅や事務所が繰り返し被害に遭っている。金塊の取引や現金があるという情報を入手した指示役が、それぞれ異なる実行役に何度も襲わせているとみられる。警視庁は標的となりそうな場所を警戒し、グループの全容解明に力を入れている。(米田怜央、今坂直暉)
5月24日午前4時半ごろ、小金井市の住宅街にある一軒家付近に、黒い長袖姿の2人組がいた。警戒していた警察官が2人を職務質問したところ、ドライバーを隠し持っており、強盗予備の疑いで逮捕した。

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なぜ警察官が警戒していたのか。捜査関係者によると、5月以降、この家の敷地に何者かが複数回侵入していたからだった。

住人は同月上旬、小金井署に「不審者が来た」と相談。署は周辺に防犯カメラを設置し、住人にも設置を助言した。その後、交流サイト(SNS)や関係者の情報を分析する匿流対策本部が、この家が標的となっている疑いがあると判断した。
設置したカメラ映像を確認すると、同11、12日にも何者かが敷地に侵入していたことが判明した。さらに狙われる危険があるため、24時間警戒していた24日、2人組が現れた。後日、運転役も逮捕された。
何度も狙われた場...
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