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移民問題や差別、学生と議論 アフリカ出身の京都精華大・サコ前学長、東京外国語大でトークイベント

Jun 30, 2024 仕事 IDOPRESS

ウスビ・サコさん(左から3人目)と語り合う東京外国語大の学生ら=府中市で

アフリカ出身者として日本で初めて大学の学長を務めた京都精華大(京都市)のウスビ・サコ前学長のトークイベントが、東京外国語大(東京都府中市)で開かれた。移民問題や外国人から見た日本など幅広いテーマについて学生と議論した。

アフリカ・マリ出身のサコさんは現在、京都精華大人間環境デザインプログラムの教授を務めている。アフリカ地域専攻の学生ら7人と登壇し、一般参加者を含めた約50人を前に語り合った。日本の難民の認定率が他国に比べて低いこと、日本社会にある構造的な外国人に対する差別意識、アフリカを学ぶ意義などがテーマとなった。

「後輩たちがやりたいことを見つけるために手助けできることは」との質問に、サコさんは「自分の好きなことを研究対象にするようなアドバイス」と答え、「いろんな発見もあり、自分を見つめ直すこともできる」と助言した。

登壇した国際社会学部3年生の山本貴仁さんは「日本、アフリカ、世界を一歩引いたところから見ることで、気付くことがあると分かった。夏にガーナに留学するが参考になった」と話した。(岡本美紀)


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