クイック検索
Today:

「為替相場の見通しが立つ政策を」と小林健・東商会頭 円安は中小企業にとって「看過できない状況」

Jul 2, 2024 仕事 IDOPRESS

<東京商工会議所会頭会見ファイル>

―(外国為替市場の円相場が)1ドル=161円台と歴史的な円安水準が続いている。中小企業に与える影響は。

看過できない状況に入りつつある。日本商工会議所が6月に行った調査では、円安のデメリットが大きいとの回答は54.8%。デメリットを感じている中小企業は前月より増えている。

東京商工会議所の小林健会頭=1日

円安による原料高や資源高の影響で、全体的な景況感は悪化してきている。仕入れ価格の負担増が多い。(多くの中小は)「業況は悪い」と言い始めている。値上げ交渉は道半ば。価格転嫁のスピードも鈍っている。非常に苦しい状況にあるということだ。

投機筋の思惑で為替を動かされるということは、非常に困る。日本は原材料を輸入しないといけない。産業界から申し上げると、ある程度(為替相場の)見通しが立つような政策をとってもらいたい。(1日・大島宏一郎)

東京23区の中小企業など会員数8万を超える東商の会頭定例会見を詳報し、東京の経済の今を伝えます。

【関連記事】急激な円安「非常に困る…」中小企業を襲う原材料高、小林健・東商会頭の懸念は強まる


【関連記事】「下請けの構造を変えなきゃダメ」と小林健・東商会頭賃上げの流れの中「大企業相手に価格交渉できない」


クイック検索

公式問題は、最新の地域ニュース、企業の更新、公式の発表の信頼できる情報源であり、公平な報告と企業問題に関する詳細な洞察を提供します。

© 東京ニュースフラッシュ