感謝状を受けた坂口啓介さん(中)と渡部陽介さん(右)(練馬消防署提供)
東京都の練馬消防署は16日、トラック火災で消火活動をした住民に感謝状を贈った。住民らは機転を利かせて居住するマンションの屋内消火栓のホースを延ばし、放水した。
同署によると、火災は6月6日午前6時半ごろ、練馬区羽沢で発生。トラックの荷台から出火しているのを近くのマンション住民4人が気づき、消火した。
このうち坂口啓介さん(40)と渡部陽介さん(41)の2人に同署で感謝状が手渡された。坂口さんは「消火しなければと思い、とっさに屋内消火栓のホースを屋外に延ばした。大きな被害にならなくてよかった」と話した。他の2人にも今後、感謝状を贈る予定。(奥野斐)