
東京都墨田区で開催されている芸術祭「すみだ五彩の芸術祭」の一環として、自閉スペクトラム症(ASD)など障害のある人が作った作品展「わたしたちがつくるのは、」を企画した。
墨田区生まれ。もともとは、道路やトンネルなどの土木に関係するデザインの仕事をしていた。東京スカイツリーができた2012年ごろから、「変わりつつある地元に携わりたい」と、フリーランスとして活動を開始。地域の福祉事業所で商品づくりを支援するプロジェクト「すみのわ」に参加するようになった。今は約20の事業所で作ったハンドメイド雑貨やクッキーなどのパッケージデザインなどを手掛け、販売まで支援する。
転機となったのは、訪れた事業所で職員と「商品の売り上げが良かった」と話していた時、商品制作に携わった利用者の一人がその会話に耳をそばだて、うれしそうにしていた姿だった。「『障害のある人』ではなく、『この人』が作った商品なんだと改めて気づいた」と話す。「個人が見える商品づくりをしたい」と思うようになったという。事業所の作業療法などで利用者が描いた色鮮やかな絵をブローチやTシャツなどにプリントし、商品として展開した。
2016年にはすみだ北斎美術館開館に合わせ、「全国障害者アート公募展...
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