7日投開票の東京都知事選の投票率は60・62%で、前回2020年の55・00%を5・62ポイント上回った。1995年以降の10回の都知事選では、猪瀬直樹さんが国内選挙史上で最多の433万票で当選した2012年の62・60%に次いで2番目の高さとなった。
上位3候補の地区別得票数では、計291万8015票を獲得した小池百合子さんが、全市町村で2候補を上回った。得票率は奥多摩町(68%)や檜原村(61・4%)、青梅市(51・9%)など多摩地区と島しょ部の計14市町村で50%を超えた。最も低かった渋谷区でも35・1%で3分の1を超えた。
計165万8363票で次点の石丸伸二さんは、23区を中心に票を伸ばした。得票率が最も高かったのは世田谷区で28・1%。次いで渋谷区(27・6%)、中央区(27・5%)などとなった。
蓮舫さんは計128万3262票にとどまった。武蔵野市で最も高い23・3%を得たほか、小金井や東大和、清瀬、多摩の各市など9市町村で石丸さんを上回った。23区では伸び悩み、全体で3番手に甘んじた。(梅野光春)