台風6号の影響で、関東地方は3日朝から午後にかけて雨と風が強まった。東京都心(千代田区)では午後2時半までの12時間雨量が173.5ミリと、6月の観測史上最多を記録。平年の6月の月雨量(167.8ミリ)を上回る雨が半日で降った。同世田谷区で136ミリ、水戸市でも140.5ミリと6月の12時間雨量で最多を更新するなど、各地で記録的な大雨となった。

台風6号の影響で叩き付けるような雨が降る中、歩く人たち=東京都港区で(安江実撮影)
都内を流れる河川も増水し都と気象庁は神田川、目黒川、善福寺川、野川・仙川でそれぞれ氾濫の恐れがあるとして、5月下旬に運用開始した新しい防災気象情報で区市町村の避難指示の目安とされる「氾濫危険警報」(警戒レベル4)を相次いで発表。流域住民に建物の2階への避難などを呼びかけ、地下施設の浸水にも警戒を求めた。
房総半島南部の千葉県大多喜町では1時間に60.5ミリ、横浜市で同50ミリ、伊豆諸島の三宅島(東京都三宅村)でも同54ミリの非常に激しい雨が降った。
最大瞬間風速は三宅島で34.5メートルを、八丈島(東京都八丈町)で35.5メートルを観測した。(宇佐見昭彦)

台風6号の影響で増水した善福寺川=東京都杉並区で(朝倉豊撮影)