2019年の市の様子=文京区の源覚寺で(区提供)
東京都文京区中南部の「礫川(れきせん)地区」にある寺で20、21日、「文京朝顔・ほおずき市」が開かれる。珍しいアサガオの展示や鉢植えの販売のほか、落語の寄席や琵琶の演奏会などが催される。実行委員会と区観光協会の主催で39回目。例年5万人以上が訪れるという。
同地区には徳川家ゆかりの寺社が多い。朝顔市は徳川家の菩提(ぼだい)寺の伝通院(小石川3)と善光寺(同)が会場。花の直径が20センチほどある「大輪朝顔」や、突然変異によって花や葉の色や形が奇抜に変化した「変化朝顔」が展示される。変化朝顔に関する講演会も。ほおずき市は「こんにゃくえんま」で知られる源覚寺(小石川2)である。
アサガオの鉢植え(2000円、品種「団十郎」は2500円)を約1000鉢、ほおずき(2000円)を550籠用意する。両日とも午前8時から販売し、売り切れ次第終了。澤蔵司稲荷(たくぞうすいなり)(小石川3)には模擬店が出る。(押川恵理子)