全国高校野球選手権の西東京大会は26日、神宮球場で準決勝があった。日大三が創価に3-2で勝利。早実は日大二に14-3で五回コールド勝ちし、それぞれ決勝進出を決めた。
ノーシードから勝ち上がった日大三は、四回に岡本弦士(ゆずと)選手(3年)の左越え本塁打で先制。左腕エースの谷亀和希投手(同)が安定感のある投球で、129球で完投した。三木有造監督は「3連覇を意識せず、目の前の試合に集中していく」と気を引き締めた。
早実は初回に2点を先制すると、三回に打者17人の猛攻で一挙12得点し、試合の主導権を握った。2年エースの中村心大(こうだい)投手は五回6奪三振の好投。2017年以来の決勝進出に、和泉実監督は「投手を中心に守りが破綻しない野球をしたい。全員で三高に挑みたい」と話した。
決勝は神宮球場で28日午前10時プレーボール。(昆野夏子)