天皇、皇后両陛下は21日、中欧モンテネグロのミラトビッチ大統領夫妻と皇居・御所で会見された。宮内庁によると、日本との外交関係樹立20周年を記念し19~24日の日程で初来日しており、大統領は懇談で陛下に「小さい国だけど今年中に日本、東京に大使館を開設したい」などと話したという。

モンテネグロのミラトビッチ大統領夫妻を出迎えられる天皇、皇后両陛下=21日、皇居・御所で(代表撮影)
宮内庁によると、大統領は、同国のスパイッチ首相が埼玉大などに留学経験があり日本語がとても堪能であることを紹介。「通訳を介さず日本語で話せる日本以外の唯一の首相かもしれない」などと伝えたという。陛下は「それは印象的ですね」と笑顔で反応した。
さらに大統領は1976年に上皇さまの訪問を受けた際の写真を見たと伝えると、陛下は「コトルというきれいな街にも行きましたね」と話し、大統領から「ぜひ陛下にも来てほしい」と誘いを受けていた。

モンテネグロのミラトビッチ大統領夫妻との会見に臨まれる天皇、皇后両陛下=21日、皇居・御所で(代表撮影)
大統領は、陛下が英国留学時代の経験をまとめた著書「テムズとともに」(1993年発刊)を現在読んでいることや、両陛下と同じオックスフォード大で学んだ経験にも話題を広げて盛り上がったという。(井上靖史)