21日告示の東京都杉並区長選(28日投票、29日開票)に出馬を表明していた政治団体役員の上梨裕奨さん(29)が、15日夜のインターネット番組の公開討論会で、立候補を取りやめると表明した。区長選と同日程で実施される区議補選に出馬するという。
上梨さんは、自民党推薦で立候補予定の大和田伸さん(45)がユーチューブに有料広告を出している点を問題視。「よりお金を持っている方が勝つような、民主主義の逆のゲームになる」と話し、「公平性のない選挙で戦うつもりはない」と述べた。
大和田さんは、自己資金と支援者の寄付で約80万円を支出したと説明する一方、「現職や他の候補もビラのポスティングをしているが、それにも費用はかかる」と指摘。「政策を伝えて有権者の声を聞く、民主主義に必要なコストだと思う。ネット広告だけを問題視するのはおかしい」と反論した。
これで区長選に立候補を表明しているのは4人で、大和田さん、岸本聡子区長(51)、国際ビジネスコンサルタント増田義彦さん(68)、田中良前区長(65)となった。(佐藤航)
