老人介護施設で勤務中に入所者の80代女性に暴行を加えたとして、警視庁成城署は27日、暴行の疑いで、横浜市西区、介護福祉士島田昌彦容疑者(30)を逮捕したと発表した。
逮捕容疑では、5月14日午前5時ごろ、東京都世田谷区にある施設の個室内で、女性を蹴って投げ飛ばし、髪の毛をつかんで頭を殴るなどしたとされる。容疑を一部否認している。
パトカーの赤色灯
署によると、施設が「職員が入所者に暴行しているようだ」と署に相談。署員らが個室内のカメラの映像を確認して被害が発覚した。島田容疑者が別の入所者に暴行している姿も写っていたという。
島田容疑者は3月と5月、短期のアルバイトで計数回勤務していた。施設では異性の介護をする場合、個室のドアを開けたまま行うよう定めているが、容疑者は施錠していた。
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