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天空橋【大田区】先端と文化が集まる未来型エアポートシティ、 HANEDA INNOVATION CITY

Aug 8, 2024 人生 IDOPRESS

羽田空港跡地第1ゾーンに令和5年(2023年)グランドオープンした大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」で、先端技術とジャパンカルチャーを体感しましょう! ロボットが営む未来型レストラン「AI_SCAPE」、フライトシュミレーター体験が楽しめる「LUXURY FLIGHT HICity Fighter店」、京都発のバー「お酒の美術館 羽田イノベーションシティ店」、地域を超えたつながりを創出する「よい仕事おこしプラザ」を紹介します。

イラスト:杉崎アチャ

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天空橋のココが見どころ

平成5年(1993年)に羽田駅として開業し、その5年後に改称した天空橋駅は、日本の玄関口である羽田空港に隣接する羽田空港跡地第1ゾーンに位置しています。かつて漁業が盛んに行われた地域で、明治中期以降は穴守稲荷神社の門前町としても賑わっていたそうです。駅名の由来は近くの海老取川にかかる「天空橋」で、その名は公募により、小学生からの応募を採用したもの。文字から連想するイメージとは程遠い、赤茶色がかった歩行者専用の鉄橋ですが、橋の上からは離陸する飛行機を眺めることができ、絶好のロケーションとなっています。今回紹介する、駅直結の「HANEDA INNOVATION CITY」のほか、駅周辺には羽田の安全を守る穴守稲荷神社、徳川家や島津家からも厚く信仰されていたとされる羽田神社があるので、少し足を延ばして、ちょっとしたパワースポット巡りも可能です。

先端と文化が集まる未来型エアポートシティ、 HANEDA INNOVATION CITY

「HICity®」のメインストリート、「INNOVATION CORRIDOR(イノベーションコリドー)」。開業時から様々なイベントが開催されています。写真提供:羽田みらい開発株式会社

敷地面積が約5.9ヘクタールにも及ぶ大型複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」は、令和5年(2023年)11月にグランドオープンしたばかりの新たなランドマークです。羽田空港第3ターミナル駅の隣、京浜急行電鉄空港線と東京モノレールが乗り入れる天空橋駅に直結し、品川駅から約20分、東京駅からは約30分と都心から近いのも魅力です。

同施設は、略して「HICity®(エイチ・アイ・シティ)」と呼ばれており、近未来の日本を体感できるという意味から、日本初のスマートエアポートシティに指定されています。広大な敷地内はA〜Lの全12ゾーンで構成されており、先端産業分野の研究施設をはじめ、12の飲食店と2つのホテル、最大2925人収容可能な大型ライブホールやダイニングバー、国際色豊かなレストランなどが集結。研究開発施設、医療センターの実証実験などが行われる「先端」と、日本の文化体験やイベントなどが楽しめる「文化」施設が、「HICity®」の発展に貢献しています。

2024年8月1日(木)から31日(土)までは毎年恒例の夏祭りイベントが開催。ゲーム作り体験やロボットプログラミング体験など、大人から子どもまで楽しめる企画が盛りだくさんです。23日(金)~25日(日)は台湾のご当地グルメや文化体験が楽しめる台湾フェス、『台湾好包(ハオパオ)フェス2024』も開催。夏祭りイベント期間は、浴衣・甚兵で来場すれば各店舗で様々な特典が付くので、ぜひ家族や友人と訪ねてみましょう。

羽田空港ターミナルが望める「足湯スカイデッキ」。足湯は無料で、飛行機の撮影スポットとしても人気があります。営業時間は5:30〜23:30。写真提供:羽田みらい開発株式会社

1軒目は、イノベーションコリドーに面するゾーンDにある未来型レストラン「AI_SCAPE」を訪ねます。ロボット事業に関して50年以上の歴史を誇るロボットメーカー「川崎重工」が運営しており、コックやウエイターなどはすべてロボットが担う未来型レストラン。ボロニア風ミートソースで腹ごしらえした後は、「LUXURY FLIGHT HICity Fighter店」で戦闘機の操縦体験を楽しんでみましょう。内容はプロ仕様ながらも、経験豊富な元戦闘機パイロットのアドバイザーが丁寧な指導で操縦方法を教えてくれるので、初心者でも安心です。本番さながらの操縦体験で盛り上がったら「お酒の美術館 羽田イノベーションシティ店」でひと休み。希少な国産ウイスキーをはじめ、国内外の名高いオールドボトルを多く取り揃えており、知識豊富なスタッフとのおしゃべりもまた一興です。

最後は、ゾーンEにある「足湯スカイデッキ」へ。足湯に浸かりながら、羽田空港に離着陸する飛行機と沈みゆく夕日を眺めながら、今日1日を締めくくりました。


<HANEDA INNOVATION CITYのおすすめスポット>

■AI_SCAPE

各テーブルまで料理を持ってきてくれる配膳ロボットの「Nyokkey(ニョッキー)」。ソフトドリンクは、こちらもロボットによるドリンクサーバーで受け取るシステムです。

ラボ、オフィスからなる複合施設「Future Lab HANEDA」内に併設されたロボットレストラン。ロボットと人間が共生し、社会課題を解決する実証実験場として、日々研究がなされています。メニューは、『ロボットが作る「ジャワ風ビーフカレー」SET』をはじめ、「ボロニア風ミートソースSET」「ミネストローネSET」(各1,500円)の3種類。専用アプリから注文すると、調理ロボットたちがレトルトパウチを湯煎し、料理をトレーにセット。配膳ロボットの「Nyokkey(ニョッキー)」がテーブルまで届けてくれます。

スタッフおすすめの『ロボットが作る「ボロニア風ミートソース」SET』(1,500円)。北イタリア、ボローニャ地方風のミートソース、ショートパスタ、オリジナルドレッシングを使ったサラダ、ドリンク付き。


スタッフ

食器やトレーなども含め、店内のあらゆるモノが人とロボットの両方が扱いやすいよう設計されていて、AIロボットと人間が上手に共生する近未来を体験していただくことができます。テーブル上にはプロジェクションマッピングで「川崎重工」の取り組みや料理のコンセプトが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。


お客様

私は以前ここでカレーを注文したのですが、食事と一緒に出てきたおしゃれなカトラリーが印象に残っています。折りたたみ式の箱に入っている、国産ひのきの間伐材で作られた箸とスプーンには、木地に漆を摺り込んで仕上げる「摺り漆」という加工が施されているそう。最先端をいきながらも、日本の伝統文化へのこだわりが素敵だと感じました。

<データ>


AI_SCAPE


住所ZONE D2-3


電話番号03-5579-7721


営業時間11:00~14:00(LO13:30)、16:00〜19:00(LO18:30)


定休日水曜


次ページに続く。フライトシュミレーター体験が楽しめる「LUXURY FLIGHT HICity Fighter店」、京都発のバー「お酒の美術館 羽田イノベーションシティ店」、地域を超えたつながりを創出する「よい仕事おこしプラザ」をご紹介します。

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