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根津・谷中を歩く│街を見守る古民家喫茶で朝のひとときを。話題のブーランジェリーを訪れ、進化を遂げた極上うどんを堪能

Mar 11, 2026 人生 IDOPRESS

今回は、静かな寺町の雰囲気と下町らしい活気が共存する谷中へ。大正5年(1916年)築の古民家カフェ「カヤバ珈琲」、ブーランジェリー&パティスリー「Think」、本格讃岐うどんの名店「饂飩 根の津」をご紹介します。

イラスト:杉崎アチャ

谷中のココが見どころ

上野公園の北側に広がる谷中は、古くから多くの寺院が集まる寺町です。関東大震災や戦時中の空襲による被害が少なかったエリアでもあり、迷路のように入り組んだ路地のそこかしこに、昭和以前の面影を色濃く残す長屋や塀、石垣などがあります。近年では、歴史ある建物をリノベーションしたカフェや工房が増加中。古き良きものと新しい感性が心地よく融合しているのが大きな魅力です。

街を見守る古民家喫茶で朝のひとときを。話題のブーランジェリーを訪れ、進化を遂げた極上うどんを堪能

カヤバ珈琲の2階にあるお座敷席。畳の上にちゃぶ台が置かれた空間は心地よく、まるでおばあちゃんの家に遊びに来たような安心感があります。

朝の清々しい空気の中、谷中散策をスタート。まずは、100年以上前からこの街を見守り続ける「カヤバ珈琲」を訪れました。柔らかい光が差し込む1階のテーブル席でいただくのは、名物の「たまごサンド」と「ルシアン」。数年前にリニューアルしたというたまごサンドは、ほっとする味わいの中にディルマヨネーズのアクセントがぴりりと効いています。コーヒーとココアを混ぜたホットドリンク「ルシアン」は、想像していたよりも軽やかな飲み心地。店長の宗島さんいわく、フルーティーな風味のチョコを加えるのがポイントなのだそう。次回は2階のお座敷席で過ごすのもいいな。そんなことを考えながら次の目的地へ向かいます。

古い建物が街並みに自然に溶け込んでいる谷中。ぶらりと歩くだけで歴史の足跡を感じられる風景に出会えます。

古い建物が街に溶け込む谷中ならではの風景を眺めながら歩き、たどり着いたのは、築88年以上の古民家を再生した複合施設内にある「Think」。しばらく並んでから店内に入ると、洗練された和の空間に美しいパンや焼き菓子が整然と並んでいました。どれもおいしそうで目移りしつつ、赤ワインの風味に惹かれた「カンパーニュ サングリア赤」と、一番人気の「ミルクフランス」をセレクト。シェフのこだわりが詰まった、最高のお土産をゲットすることができました!

最後は、「饂飩 根の津」で昼食をいただきましょう。「初めてのお客さんには、ぜひ冷たいうどんを食べてほしいです」と勧められ、「ちく玉天ぶっかけ」の冷をオーダーしました。しっかり時間をかけて茹で上げ、冷水できゅっと締められた麺は感動的なほどのもちもち食感。確かに、この麺は冷たい状態で食べたいと納得しました。サクサクの大きなちくわ天と、黄身がとろりとあふれ出すたまごの天ぷらも絶品。職人の探究心を感じる一杯でお腹いっぱいになり、大満足で谷中を後にしました。


<谷中のおすすめスポット>

■カヤバ珈琲

名物の「たまごサンド」(1400円)と「ルシアン」(730円)。こちらはディルマヨネーズを使用していますが、カラシマヨネーズを使用した「カヤバクラシックたまごサンド」(1400円・数量限定)もおすすめです。

創業は昭和13年(1938年)。建物は大正5年(1916年)築で、谷中のシンボル的存在として街を見守り続けています。平成18年(2006年)に一度閉店しましたが、常連客だった近隣の住民や東京藝術大学の学生の声がきっかけとなり、平成21年(2009年)に営業を再開。現在はNPO法人が建物を保存・活用しています。ふわふわの卵焼きをトーストに挟んだ「たまごサンド」と、コーヒーとココアを半分ずつ混ぜた「ルシアン」は、当時から変わらず愛され続ける名物です。

古き良き町家の意匠を残したレトロモダンな空間。創業者が自ら積んだというレンガが、今も大切に残されています。

スタッフ

15年ほど前にここをお手伝いした経験があり、そのときのご縁もあって、3年前に店長を任されました。カヤバ珈琲の歴史を知る人間のひとりとして、この場所を1日でも長く守りたいという想いで取り組んでいます。3月から5月はお花見、そして9月から11月にかけてはお墓参りや観光客の方で非常に賑わうため、事前の予約をおすすめしています。建物のそこかしこに残る当時の面影を楽しみながら、ゆったりと過ごしていただきたいです。

<データ>


住所台東区谷中6-1-29


電話03-4361-3115


営業時間8:00~18:00(状況によって変更の可能性あり)


定休日月曜(祝日の場合は営業し翌日が休み)


予約はコチラから

■Think

「カンパーニュ サングリア赤(写真奥)」(ホール1920円、ハーフ960円)は、低温熟成の生地に、赤ワインで煮たセミドライイチジクやブルーベリー、ナッツ類をたっぷり混ぜ込んで焼き上げた逸品。「ミルクフランス(写真手前)」(380円)は、香ばしいバゲット生地に濃厚なミルククリームを挟んだ一番人気の商品です。

令和5年(2023年)、複合施設「上野桜木あたり」の一角にてオープン。パティスリーとブーランジェリー、それぞれの経験を持つ職人がタッグを組み、フランスの伝統的な製法や素材へのこだわりを大切にしたパンや焼き菓子を提供しています。「カンパーニュ サングリア赤」は、本場のカンパーニュよりもパンの水分量が多いのが特徴。外はパリッ、中はもちっとした日本人好みの食感を生み出しています。「ミルクフランス」は1日に200個売れるという人気商品。濃厚ながら後味が軽く、幅広い世代から支持されているそう。

店舗があるのは2階建ての古民家の1階。趣きある店内に、角度にまでこだわって美しく陳列されたパンや焼き菓子が並びます。

スタッフ

コンセプトは『作ることは想うことから始まる』。伝統的な製法や厳選された素材など、ベーシックな「良さ」を見つめ直し、新たな価値につながるものづくりがしたいと考えています。店頭に並ぶパンの値札に書いてあるのは商品名と値段だけ。どんなパンか知りたいときは、気兼ねなくスタッフに声を掛けてください。コミュニケーションを楽しみながら、お気に入りの一品を見つけていただければうれしいです。

<データ>


住所台東区上野桜木2-15-6 あたり2号棟1階


電話番号03-5834-7547


営業時間10:30〜17:00


定休日月曜・火曜(変更の場合あり)

■饂飩 根の津

「ちく玉天ぶっかけ冷」(1200円)。大きなちくわ天と半熟たまごの天ぷらが乗った、ボリューム満点の一杯です 。

平成15年(2003年)に根津で創業し、令和元年(2019年)まで親しまれてきた名店が、令和4年(2022年)に谷中で移転オープン。店主の20年にわたる経験と休業期間中に学んだ製麺理論を掛け合わせ、もちもちした食感と粘りのあるコシが特徴のうどんを完成させました。「ちく玉天ぶっかけ」は外国人観光客にも人気だという看板メニュー。温・冷から選べますが、うどんの本質が味わえる冷たいうどんが特におすすめです。

木の温もりが漂う、落ち着いた雰囲気の店内。平日は近隣の大学に通う学生、土日は外国人を含む遠方からの観光客で賑わいます。

スタッフ

職人として、今の自分が作るうどんには自信を持っています。休業前の根津時代とは別物と言えるほどに進化しているので、うどん好きの方にぜひ食べていただきたいですね。約20分かけてしっかり茹で上げるため提供にはお時間がかかりますが、空腹を最高の調味料にして、心を込めて作った根の津のうどんをお召し上がりください。

<データ>


住所台東区谷中1-4-2


電話番号03-5834-8655


営業時間平日11:00~14:30(LO14:00)、17:30~21:00(LO20:30)土日祝11:00~15:00(LO14:30)、17:30~21:00(LO20:30)


定休日火曜


※うどんがなくなり次第閉店

※掲載したお店や施設の臨時休業および年末年始・ゴールデンウイーク・お盆休みは営業時間などが変更になる場合がございます。事前にご確認ください。


※掲載のイラストマップは縮尺や詳細な位置など、実際と異なる場合がございます。


※2026年3月10日現在の情報です。

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