東京パラリンピック開催から5年を記念したスペシャルステージが30日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)であった。大会で目指した共生社会が根付いているかを、出場した選手らが語り合い、約300人の来場者が耳を傾けた。

来場者に手を振る(前列左から)谷真海選手、池崎大輔選手、根木慎志さん。新しい地図の3人と並ぶ国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長(後列右から2人目)ら=30日、東京都千代田区で
来日中の国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長は、都内各地のバリアフリー状況の視察を踏まえ「東京のレガシーは将来の開催都市の模範」と評価。トライアスロンの谷真海選手はコロナ禍での開催を振り返り「苦しくもあり、消化不良も感じていたが、心のバリアフリーがパラスポーツを通じてかなり前進した」と語った。
車いすラグビーで銅メダルを獲得した池崎大輔選手は試合で見せるタックルを披露。「いろんな競技の大会に足を運んでくれる人が増えた」と話した。選手村副村長を務めた元車いすバスケ日本代表の根木慎志さんは「障害の有無にかかわらず『どうしたの、大丈夫ですか』と声をかけられることが大切」と伝えた。
元SMAPメンバーで、IPC特別親善大使を務める「新しい地図」の香取慎吾さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さんも出演し、パラスポーツ応援ソング「雨あがりのステップ」を歌った。
香取さんは「レガシーは完成するものではないと思っている。皆さんといつまでも育てていけたら」と呼びかけた。(神谷円香、写真も)