浅草見番の前でポスターを手に、祭りをPRするまるのめぐみさん(右)ら=台東区浅草3で
花街の面影を残す東京都台東区浅草の観音裏柳通りで15日、恒例の「みちびきまつり」が開かれる。「みちびき花の辻商店会」が主催し、今年で21回目。「浅草に観光客が戻っても、観音裏はまだ寂しい。祭りをきちんと復活させたい」と商店会の辻村勇会長(87)は意気込む。
当日は午後1時から、生花を使ったパフォーマンスや創作踊りを披露する。2時からは浅草芸者衆の稽古場などがある、通りの「浅草見番(けんばん)」で歌謡ショーや邦楽演奏、芸者衆らのお座敷踊りを繰り広げる。
創作踊り「花の道花の舞」は、浅草を拠点に活動する邦楽家望月太左衛さんが作曲、芸者衆の踊りの師匠、藤間章作さんと花柳輔太朗さんが「天女の舞」をイメージして振り付けし、2007年に誕生した。踊り手の一人、女優まるのめぐみさんは「飛び入り歓迎」と参加を呼びかける。
問い合わせは商店会の永田さん=電090(9108)6679=へ。(小形佳奈)