7日投開票の東京都議補選計9選挙区(いずれも被選挙数1)の当選者が決まった。前回2021年都議選では、補選の対象となった計9議席のうち5議席を自民党が占めたが、今回は2議席にとどまった。(梅野光春)
品川区選挙区は無所属新人で森沢恭子区長の秘書の篠原里佳さん(34)が自民新人との接戦を制した。江東区選挙区では無所属新人の三戸安弥さん(35)が自民元職を破った。萩生田光一・前自民党政調会長の地元、八王子市選挙区でも諸派元職の滝田泰彦さん(42)が自民新人を突き放した。
北区選挙区は都民ファーストの会新人の駒崎美紀さん(45)が、自民新人らとの争いを制した。足立区選挙区は、立憲民主党新人の銀川裕依子さん(38)が自民新人との一騎打ちを762票差で制し、保守地盤の厚い足立区で議席を獲得した。
一方、板橋区選挙区は自民元職の河野雄紀さん(54)が、府中市選挙区では自民新人の増山明香さん(46)がそれぞれ勝ち、国政与党の地力を見せた。
9選挙区に男女15人ずつ計30人が立候補。計9議席のうち、21年都議選では男性が5人を占めていたが、今回は女性が6人で逆転した。