田中達也「コーンなバッグはいかがでしょう?」
食べ物や楽器、文具など、日常にあるものを別のものに見立てたミニチュア作品や写真を紹介する「田中達也展みたてのくみたて」が、8月1日から日本橋高島屋S.C.本館8階ホール(東京都中央区)で開かれる。28日まで。
田中さんは1981年熊本県生まれのミニチュア写真家。「ブロッコリーやパセリが森に見えたり、水面に浮かぶ木の葉が小舟に見えたり、ミニチュアの視点で日常の物事を考えると面白い」と、ジオラマ用の人形と日用品をモチーフに撮影。2011年から毎日、「ミニチュアカレンダー」として、インターネット上で作品を発表している。
同展では、「見立て」の発想をテーマに、「HOME」「FORM」「COLOR」など七つのゾーンに分けて、写真と立体作品約160点を展示。丸眼鏡を自転車に、ソフトクリームをウエディングドレスに見立て、ウイットに富んだタイトルをつけた作品も紹介している。
また、自分がミニチュア人形になったような大型作品も。田中さんのアイデア創出の原点を解き明かす展覧会だ。
21日休業。当日券一般1200円ほか。(電)03・3211・4111