東京都議会の6月定例会で、遠藤千尋議員(50)=都民ファーストの会、南多摩選挙区=が特別養子縁組制度で女児を迎え入れ、実子として育てていることを公表した。
制度の啓発や多様な家族のあり方を提起する思いもあったという。当事者として感じた課題や現状について、遠藤議員と妻美里さん(46)に聞いた。(聞き手・奥野斐、敬称略)

6月17日の都議会で
「特別養子縁組制度で迎えた子を実子として養育」公表に踏み切った制度への願い
──約1年の試験養育期間を経て今月、娘は戸籍上も「長女」になった。
遠藤生まれて数日でわが家に来て、育ててきたが、戸籍上は「同居人」だった。ほっとした。
美里昨年7月、私たちのもとに来てくれた時から、毎日徐々に親になった感じがする。法的に家族になった安心感はある。

特別養子縁組で迎え入れた娘を抱く遠藤千尋議員(左)と妻美里さん=都内で
──なぜ特別養子縁組制度を使おうと思ったのか。
美里2021年まで、奈良県議を3期途中まで務めた。議員時代に特別養子縁組の課題に...
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