東京都荒川区内の子どもの居場所で週1回、学習支援などのボランティアをしています。親との関係が原因で家にいづらかったり、学校に行けなかったり。子どもたちの笑顔の背景にある事情を知ると、こういう居場所が大切だと強く感じます。
スタッフ会議で資金面の懸念が出るたびに、行政など大きな組織の力が欠かせない、という話になります。子どもの数は減っているのに、不登校の子どもは増えている。居場所を増やす支援も欲しいです。
中学生の頃から社会福祉に興味を持ち、高校ではボランティアをしようと思っていたら、コロナの世の中に。私たちの学年は、中学の卒業式も高校の入学式もなく、修学旅行にも行けませんでした。
未知の感染症に対して、行政は最大限の安全策を取ってくれたと理解しています。ただ、今回の事態を踏まえて、もし次に同じようなことがあったら、例えば一律に行事を中止にするのではなく、子どもたちの意見を聞いて、学校ごとの判断に任せてもいいのでは。
選挙公報を読んで「何をやるか」だけでなく「やった結果どうなるか」も示してくれる人を選ぼうと思っています。(小形佳奈)