
(左から届け出順に)井上耕志さん、磯辺隆さん、木下安子さん、林明裕さん
調布市長選は28日告示され、新人4人が立候補を届け出た。立候補したのはいずれも無所属で、元市議の井上耕志さん(50)、元市議の磯辺隆さん(46)、元市議の木下安子さん(53)、元都議の林明裕さん(65)=自民推薦。7月5日に投票、即日開票される。6月27日時点の選挙人名簿登録者数は20万2920人。(石原真樹、宮本隆康)
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井上さんは午前11時40分、京王線調布駅前広場でマイクを握った。引退する長友貴樹市長を「24年間、職責を果たされた」とねぎらい、「市民サービス、行政サービスの停滞は1日たりともあってはならない。明日からの新しい調布市政を、即起動させる」と語った。

井上耕志さん=28日、調布駅前広場で
調布基地跡地留保地は、これまでの経緯を踏まえつつ、総合防災拠点としても活用すると主張。子育て支援や教育の充実にも力を入れるとした。都民ファーストの会の地元都議が応援に駆けつけ、都政との連携をアピールした。
磯辺さんは午前11時から京王線国領駅前に立ち、現職との一騎打ちで敗れた前回市長選を「前回は多選を批判した。長期政権は良くないと今でも思っている」と振り返った。その上で「これまでのような市政では調布は変わらない。刷新するために、どの政党や団体の支持も受けていない。完全無所属を貫いている」と強調した。

磯辺隆さん=28日、調布市で
演説後、支持者らとの対話形式で「中小事業者が元気になる街づくり」や「市の資産を利活用した収益確保」「市役所の業務改善による市民サービス向上」を訴えた。
木下さんは午前10時半から調布駅前広場で第一声を上げ、30分ほどかけて公約を細かく説明。「長期政権で市民の声が届かない政治になり、政治の腐敗、劣化が進んだ。多様な皆さんの声が届く市政に変えたい」と呼びかけた。

木下安子さん=28日、調布駅前広場で
留保地については「子どもたちと一緒に武蔵野の森を育みたい」と、今ある自然を生かした計画への変更を主張。物価高対策などはまず実態を調査し、一律ではなく、厳しい状況にいる人を手厚く支援するとした。老朽化した施設の整備では学校校舎の建て替えを優先すると述べた。
林さんは午後2時、調布駅南口で出陣式。「サラリーマンと経営者の経験があり、民間の経営感覚で自治体を経営していく」と意気込んだ。

林明裕さん=28日、調布駅南口で
市長として、まず物価高対策に取り組むとし、市の決算剰余金の10〜20億円を財源として家庭や事業者を支援する考えを示した。防災面では都とのパイプを生かし、仙川の調節池の完成に尽力するとした。このほかグリーンホールの建て替えも掲げた。自民党の参院議員や地元選出の衆院議員が応援演説をし、高市早苗首相のメッセージも読み上げられた。