東京都品川区が区立中学校の部活動改革の一環で、ユニークな取り組みを進めている。学校の枠を取り払って、一部のスポーツやアートの指導を、区内の民間団体や企業に依頼。そこで体験した生徒がその後も学校の外で活動を続けている。生徒には新たな刺激となり、競技などの裾野も広がり、好循環が生まれている。(浜口武司)

コンタクトプレーの練習をする(前列左2人目から右へ)中村航太さん、萩原康太さん、中田江乃助さん=東京都大田区で(田中健撮影)
「声を出せえ」「もっと腰を落とせ」。梅雨の晴れ間が広がった土曜日。大田区内の人工芝グラウンドで、品川区の「しながわバンブーラグビークラブ」と、葛飾区と文京区のラグビースクールの3団体でつくる合同チーム「BBK」の練習が行われていた。
この日の練習に参加した中学生は20人余り。12人制の中学ラグビーでは、まだ体のできていない1年生は別活動となるため、2~3年生の合同チームで、ようやく1チームが組める人数だ。サッカーや野球に比べ、ラグビーの競技人口は少なく、ラグビー部のある公立中学校も少ない。

しながわバンブーラグビークラブに所属する(左から)中村航太さん、萩原康太さん、中田江乃助さん=東京都大田区で(田中健撮影)
品川区の萩原康太(こうた)さん(15)と友人の中田江乃助(こうのすけ)さん(14)は昨年秋、区が導入した「地域部活動」でラグビーを体験。今年1月、指導者が在籍する「バンブー」に加入した。さらに、萩原さんの中学テニス部の後輩で、日本開催の2019年ラグビーワールドカップを見て興味を持っていたという中村航太さん(14)も加わった。
萩原さんらは平日は...
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