
福井周(ふくい・しゅう)さん
移民や難民、困窮などさまざな困難に直面する人を支える東京都内の複数の民間団体で、情報発信やキャンペーンの企画など裏方を兼務するのが福井周(ふくい・しゅう)さん(29)だ。物価高騰、政府の外国人政策での管理強化、排外的な風潮などが招いている問題を、複数の団体に携わることも生かし、市民の関心を高め、共に生きる一歩を踏み出す発信に挑む。
現在、「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連、台東区)に週3日勤務し、交流サイト(SNS)などの情報発信や会報誌「Mネット」の編集を担う。生活困窮者を支援する「つくろい東京ファンド」(中野区)や「反貧困ネットワーク」(新宿区)、反差別国際運動(中央区、IMADR)などにも携わり、ニュースレーター作り、集会でのオンライン配信といった多様な業務をこなす。
中学3年の夏、簡易宿泊所が立ち並ぶ横浜・寿町のワークキャンプに参加したのが社会運動との出会い。「おかしい」と感じたことに「自分にできることはやりたい」と思い、高校生の時は東京・新大久保の人種差別デモや、国会前の安保法制に対する抗議に参加。
大学1年では、犯罪の合意を処罰する「共謀罪」への反対集会を開催する側として関わったが、2年になるとダンスサークルに入った。「社会運動からフェードアウトした。疲れたんだと思う」と振り返る。
社会問題に関心がなくなったわけではなかった。コ...
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