架空の副業求人サイトで応募女性から手数料をだまし取ったとして、詐欺容疑などで運営グループの男女26人が逮捕された事件で、警視庁犯罪収益対策課は1日、グループがニセの出会い系サイトも手がけ、男性から会費や手数料をだまし取ったなどとして、詐欺の疑いで26人を再逮捕した。
パトカーの赤色灯
警視庁は6月、千葉、宮城、埼玉、福岡の各県警と連携して1都4県に点在するグループの拠点など11カ所を一斉に捜索。埼玉県警は1日、架空の副業サイトに登録した女性から手数料をだまし取ったとする詐欺容疑で、グループの別の17人を逮捕した。
警視庁が再逮捕したのは、詐取金回収グループのリーダーとみられる鈴木一樹(48)=千葉県市川市、サイト運営役とされる加藤真詩(まさし)(41)=新潟市中央区=の両容疑者やサイトでサクラ役だったとされる男女ら。
再逮捕容疑では共謀して昨年8月~今年3月、ニセ出会い系サイト「マッチ」「ヒマ」に会員登録した東京都の男性(20)に、正規会員になって女性会員と個人情報を交換する料金などとして、50万5000円を銀行口座に振り込ませてだまし取ったなどとされる。犯罪収益対策課は26人の認否を明らかにしていない。
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