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玉城デニー前沖縄県知事「戦争は絶対にさせない、憲法の下、大きな声に」 国会前で1万4000人デモ

Nov 4, 2026 教育 IDOPRESS

日本国憲法は3日、公布から80年を迎えた。国会前では、市民団体が主催する街頭集会「主権者は私たち!11.3憲法大行動」があり、1万4000人(主催者発表)が参加。不戦を誓った憲法を守るよう声を上げ、会場は熱気に包まれた。

◆公布80年「憲法についてみんなで考え、尊重しよう」

憲法をめぐっては、高市早苗首相(自民党総裁)が「(改憲の)発議にめどが立ったと言える状態で来年の党大会を迎えたい」との意欲を表明。与党は連立合意に基づき、衆参両院の憲法審査会への条文起草委員会の設置を求めているが、改憲を危惧する市民運動も全国で拡大している。

国会前では、玉城デニー前沖縄県知事が「憲法についてみんなで考え、尊重していくことを共有したい」とスピーチ。安全保障関連3文書改定で焦点となっている非核三原則の見直しについて「再び日本に、沖縄に、戦争の恐怖を持ち込んでくる」と懸念した上で、「戦争は絶対にさせないという思いを、日本国憲法の下、大きな声にしていこう」と訴え、拍手を浴びた。

国会前に集まった参加者の歓声を浴びながらスピーチする玉城デニー前沖縄県知事(中央)=3日、東京・永田町で(久野千恵子撮影)

市民団体「戦争をさせない1000人委員会」の内田雅敏さんは「日本国憲法は反戦の憲法。(一方で)基本的人権を『永久の権利』とうたう憲法97条は十分に実践されていない」と指摘。日中共同声明などを「平和資源」として活用し、東アジアの平和をつくるよう提唱した。

憲法公布80年に合わせ、国会前で改憲反対を訴える参加者たち=3日、東京・永田町で(久野千恵子撮影)

「新外交イニシアティブ」の巖谷陽次郎さんは、改憲で自衛隊が明記されれば事実上、徴兵制への道が開かれる恐れを説明した上で「戦争の芽を摘むこと」の重要性を呼びかけた。

◆集会の様子はネットを通じて全国に

早大名誉教授の浅倉むつ子さんは、与党と国民民主党が合意した衆院比例代表定数削減について「主権者を切り捨てること。党利党略のために変えるべきではない」と訴えた。

憲法公布80年に合わせ、国会前で改憲反対を訴える参加者たち=3日、東京・永田町で(久野千恵子撮影)

参加者たちは、音楽に合わせてコール。文化の日にちなみ「税金を文化に使え」「文化の力で平和をつくろう」と声を上げたほか、「戦争反対」「憲法変えるな」「条文起草委員会設置反対」とも繰り返した。

集会はインターネットを通じて全国に中継された。(高山晶一)

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