男系男子による皇位継承を維持する狙いが色濃い改正皇室典範が17日、今国会で成立した。憲法で「国民の総意に基づく」と規定される天皇の地位が、今後も男系男子に限られることになる。皇居など皇室ゆかりの地で市民に話を聞くと、女性を排除するような論理に疑問の声が上がった。(井上真典、宮畑譲、篠ケ瀬祐司)
17日、東京都千代田区の皇居周辺。ウオーキング中だった相模原市の男性会社員(62)は改正されたことに対し「皇室は存続してほしいと思っていたので、受け入れることはできる」と一定の理解を示した。

皇居前広場を訪れた人たち=17日、東京都千代田区で(池田まみ撮影)
一方で、女性天皇の賛否については「女性が過去に天皇だったこともあった。大事なことは皇室の存続で、(天皇が)女性でもいいと思うが、賛否は自分の中で結論が出ていない。法案成立も性急かなと、もう少し時間をかけてもよかったのではないか」と述べた。
大阪市から家族で観光に来ていた男性会社員(39)は、男系男子による皇位継承に固執した政府案に「いくら伝統や文化とはいえ、令和のご時世にたまたま女性に生まれたというだけで制限を与えるのはおかしい」と不満を示した。
東京・丸の内にある会社に勤める女性...
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