収入や資産の金額を偽り千葉銀行（千葉市）から不動産ローンの融資金約2億9500万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は12日、詐欺の疑いで、不動産コンサルティング会社「UPｰFコンサル」（東京都千代田区）社長の藤本優容疑者（32）＝東京都港区＝を逮捕したと発表した。
捜査2課は、同社社員やローン名義人の30代男性ら計4人を詐欺容疑で書類送検した。いずれの認否も明らかにしていない。藤本容疑者と社員らは、同様の手口で横浜銀行（横浜市）から融資金を詐取したとして3～4月に逮捕、起訴された。
逮捕容疑では2019年10～12月、名義人男性の勤務先を偽って千葉銀行にアパートローン融資を申し込み、男性の資産を約400倍に見せかけるなどした偽造書類を提出し、融資金約2億9500万円をだまし取ったとされる。
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