〈ウォッチ・バスケBリーグ〉サンロッカーズ再建へ②=全3回
今季のBリーグ1部(B1)でチャンピオンシップ(CS)進出を果たせなかったサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)。チーム最年長の山内盛久は、リーグ屈指の戦力を抱えながら低迷した要因を「どんなバスケットがしたいのか。最後まで分からなかった」と分析した。開幕5試合は4勝1敗で好発進したものの、勢いは続かなかった。

初回:なぜ勝てなかったのか
最年長・山内盛久が「開幕5試合」で覚えた危機感
直後の長崎ヴェルカ戦から7連敗を喫し、11月の島根スサノオマジック戦で堅守を取り戻したかにみえたが、12月には今季最悪の8連敗。「形にこだわる」攻撃の結果、シュート成功率は多くの試合で40%を下回り、迷走が続いた。
12月の千葉ジェッツ戦後、山内は「戦術的な話ではなく、まだ『エナジー(活力、気持ち)』という、下のレベルの会話をしている」と、厳しい指摘をせざるを得なかった。
【お断り】山内選手は琉球ゴールデンキングスへの移籍が決まりました。取材は発表前の5月27日に行ったため、記事ではSR渋谷の選手として扱います。
記者当時の思いは。
山内(仲間に)現状を知ってほしかった。いい選手がそろっている。いいプレーも出ている。でも試合への準備やバスケットへの向き合い方がまだまだ(足りていない)と感じた。

ボールを運ぶ山内盛久=4月26日、青山学院記念館で(渡邉陽太郎撮影)
記者理想の形があやふやなままだからか。
山内「どうしたらいいのか。分からない」というのが、選手の正直な気持ちだったと思う。コーチ陣に再度、どんなバスケットをしたいか聞いた。一人一人が違うことを言う。同じ方向を向いていない。選手にも伝わりますよね。この状況で、チームをどうやってまとめればいいのか…。
今年1月、クラブは昨季終盤から指揮を執ったカイル・ベイリー氏との契約を解除。アソシエイトコーチのゾラン・マルティッチ氏を後任とし、立て直しを図った。
記者ゾランさんの就任後にチームは...
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