東京都杉並区長選は、6月29日午前8時40分から開票が始まる。
東京新聞は選挙期間中の22〜24日、期日前投票を済ませた有権者に投票先などを聞いた。ほかの取材も加味して情勢を分析したところ、現職の岸本聡子さん(51)が頭一つ抜け出していた。元区議で自民党の推薦を受ける大和田伸さん(45)と、元区長の田中良さん(65)が追う展開となっていた。国際ビジネスコンサルタントの増田義彦さん(68)は支持の広がりがやや欠いていた。(杉並区長選取材班)

岸本さんに投票した区民に理由を聞いたところ、「これまでの4年間がよかった」「子育て世帯への政策が良い」「2期やらないと評価できない」など1期目の高評価や今後への期待があった。
大和田さんには「若さに期待する」「自民党が推薦する候補だから」などの意見があった。田中さんには「元区長として実績がある」「出産一時金など具外的な政策がある」などの声があった。
選挙戦は、再選を目指す岸本さんをリベラル系の野党が自主的に応援し、自民党は杉並区長選として27年ぶりの推薦候補となる大和田さんを全面的に支援する「与野党対決」の構図となった。
そこに、地元で知名度が高く自民支持層にも食い込む田中さんや、昨年6月の都議選に地域政党「再生の道」公認で杉並区選挙区から出馬した増田さんが絡む展開となった。
区民との「対話」を重視してきた岸本区政4年の評価をはじめ、学童クラブの待機児童解消、区立学校のいじめ対策、JR阿佐ケ谷駅前の土地区画整理事業の整備方針などを争点に、舌戦が繰り広げられた。
◇杉並区長選挙立候補者(届け出順)
岸本聡子51区長無所属現職
大和田伸45元区議無所属新人
増田義彦68コンサルタント無所属新人
田中良65元区長無所属元職