広島原爆の日の6日、広島市や、遠く離れた首都圏など各地で追悼の祈りがささげられた。大勢の命を一瞬で奪い、広島を火の海にした原爆投下から81年。「同じ体験をさせてはいけない」。世界では戦争が繰り返され、核兵器使用への緊張が高まる中、高齢の被爆者たちは使命感から戦争の恐怖を語り継ぐ。若い世代は平和のありがたさや命の尊さを改めてかみしめた。
原爆投下時刻の午前8時15分、東京都江戸川区の区立滝野公園の原爆犠牲者追悼碑では、近所の住民らが手を合わせた。鍼灸(しんきゅう)師の石倉克彦さん(73)は「核兵器は絶対だめ」と言い切った。
猛暑の中、最期に水を飲みたかった犠牲者のために設置された噴水から水が噴き出し、碑にかかる。午前10時45分、区の式典で斉藤猛区長や幹部職員約100人が黙とう、献花。区内の被爆者団体「親江会」の被爆者ら十数人も参加した。

追悼碑の前で「8月6日もその後もつらかった」と話す山本宏さん=東京都江戸川区で
広島で家族6人とともに被爆し、大やけどをした山本宏会長(88)は目を閉じている間「われわれが生きている間に核兵器のない世界が本当に実現するのか」と考えていたという。
校庭に掘った穴で無数の遺体が焼かれる光景...
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