コンサートで使用されるラフマニノフ愛用のピアノに触れる加藤登紀子さん=東京都渋谷区の「タカギクラヴィア」で
加藤登紀子さんと母校・東京大の同窓生オーケストラが共演する能登半島地震の被災者支援チャリティーコンサートが14日、安田講堂(東京都文京区)で開かれる。収益は日本赤十字社を通じて全額、復興活動に寄付される。
コンサートは2部制で、前半が東大出身の演奏家らで構成される同窓生オケがモーツァルトの交響曲40番とバーバーの「弦楽のためのアダージョ」を演奏。後半は同オケやピアノの伴奏で、加藤さんが「百万本のバラ」「愛の讃歌」「イマジン」「遠い祖国」などを披露する。
使用されるピアノは、作曲家で不世出の演奏家でもあったラフマニノフが自宅で愛用し、現在は同オケのメンバーが所有するスタインウェイの名器が会場に搬入される。
開演は16時で、入場料は8000円。問い合わせは同コンサート事務局(宮坂征治さん)=(電)090・6510・4297=へ。(稲熊均)