支援者らと当選を喜ぶ荒木千陽さん(中)=中野区で
自民党と都民ファーストの会がそれぞれ候補を擁立し、知事選とねじれた形の東京都・中野区選挙区では、都民ファ元職の荒木千陽さん(42)が、自民や共産の新人3人との激戦を制し、3回目の当選を決めた。
2022年に荒木さんが都議2期目途中で参院選に出馬(落選)したことを受けた補選。荒木さんは、都知事選で自民や都民ファが推した小池百合子さんの「妹分」ともいわれる。
8日午前0時すぎ、事務所で支援者に拍手で迎えられた。花束を受け取り「子育て支援や介護従事者への処遇改善を掲げてきた。知事とさらに連携して都政と区政の橋渡し役を担う。区民、都民のため都議会で大暴れしたい」と感謝した。
自民新人で元区議の出井良輔さん(51)は知事選との「ねじれ」の中で票を伸ばせず次点に。共産新人で元区議の長沢和彦さん(62)、無所属新人で会社経営のマエキタミヤコさん(60)も及ばなかった。(小沢慧一、長竹祐子)