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輪島離れても就活好調 青梅市避難の日本航空大学校石川 あすオープンキャンパス

Jul 26, 2024 製造 IDOPRESS

航空関係の企業への就職が内定した学生たち=青梅市の日本航空大学校・東京青梅キャンパスで

能登半島地震で石川県輪島市のキャンパスが被災し、東京都青梅市の明星(めいせい)大青梅校に避難している専門学校の日本航空大学校石川では、学生たちが目指してきた航空関係の企業への就職内定を次々と得ている。学生たちは「学ぶ場所や環境が変わっても、夢を諦めたくないし、絶対にかなえたい」と口をそろえる。(昆野夏子)

2~4年制の同校で、客室乗務員らを目指す2年生は46人。複数社の試験に合格する生徒もいて、8日現在で延べ23人が航空会社の客室乗務員、延べ67人が空港などの地上職への内定を得た。

学生たちはほぼ全員が、輪島キャンパス内の寮で生活していた。元日の地震では、帰省などで寮で被災した学生はいなかったが、学校の設備が使えなくなった。1月中旬にオンラインで授業を再開。模擬機体での実習はできなくなった。

対面授業ができない分、交流サイト(SNS)で教員らに積極的に質問したり、学生同士のビデオ通話で面接の練習をしたり、自分たちの工夫で補った。4月から青梅に移り、実習設備などが整わない中でも、就職活動に備えた。

石川県羽咋(はくい)市出身の西元心菜(ここな)さん(19)は「被災直後は気持ちを切り替えられなかった。無事に試験会場にたどり着けるのかという不安もあった。周りに仲間がいたから頑張れた」と話す。家族も友人も被災し、能登を離れることに葛藤もあったが「自分の夢をかなえることが、支えてくれた人への恩返しだと思う」と就職活動を続けてきた。

青梅のキャンパスでは、入学を考えている高校生を対象にオープンキャンパスを27日に開催する。浅川正人学長は「地元や東京の皆さんにも学校を知ってもらって、ぜひ夢への選択肢の一つにしてほしい」と参加を呼びかける。詳細は同校ホームページなどに掲載。前日まで受け付ける。問い合わせは同校=電0428(27)0085=へ。


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