〈ウォッチ・バスケBリーグ〉
Bリーグプレミア(Bプレミア)は22日、開幕した。10年前のリーグ開幕と同じ日に、同じ対戦カードであるアルバルク東京-琉球ゴールデンキングスで新たな歴史を刻み始めた。結果は23日の第2戦と合わせ1勝1敗。今季からA東京の指揮を執るライアン・リッチマン監督は勝利と敗戦、両方の要因に守備を挙げた。攻撃のスタイルは変わっても、A東京の根底にあるのは伝統の守備。小酒部泰暉も「ディフェンスメンタリティーで、できている」と揺るぎがなかった。
第1戦はハイペース。A東京に新加入のキヨンテ・ジョンソンやディー・ジェイ・ホグが次々とシュートを沈めれば、琉球はデイビッド・ヌワバを中心に得点を重ねる。前半は50-51の殴り合いだった。指揮官は「前半の守備は課題だ」と苦言を呈した。

A東京-琉球第4クオーター、3点シュートを決め、ディー・ジェイ・ホグ(左)と喜ぶA東京のキヨンテ・ジョンソン=22日、トヨタアリーナ東京で(芹沢純生撮影)
守備リバウンドを取り切れず攻撃への転換が遅れる。相手をフリーにして、気持ち良くシュートを打たれる。終了のブザーと同時に3点シュートを決められていた。相手に傾きかけた流れを引き寄せるにはどうするか。A東京の選択は攻撃ではなく、徹底的に守ることだった。
テーブス海は振り返る。「速くプッシュ(ボール運び)するには、相手を止めることが前提だ。ライアン(ロシター)が前半から粘ってくれたし、ガードも手を出して助けられた。めちゃくちゃ良かった」。
今季から外国籍選手と帰化・アジア特別枠選手、外国にルーツがある選手の計4人が同時に出場可能(オンザコートフリー)になった。ロシターを中心に新加入のラクラン・オルブリッチやホグ、ジョンソンが圧力をかけ続ける。粘り強く相手を追いかけ難しいシュートを打たせ、ミスの誘発に成功。後半は琉球の得点を22に抑えた。

A東京-琉球第2クオーター、ドリブルするA東京のテーブス海(右)=22日、トヨタアリーナ東京で(芹沢純生撮影)
これで流れが変わった。前半はアシスト0だったテーブスが第3クオーター(Q)だけで4アシスト。好守備で波に乗り、ロシターと高速の連係プレーで相手を乱した。そのまま突き放し84-73。Bプレミア最初の勝利チームとなった。
2日のプレシーズン試合で下位カテゴリーのチームに80-100で敗れた際は、新チーム始動から日が浅かったため、速く流動的な攻撃が機能しなかった。指揮官は、大敗から一つ一つ課題をつぶして、目指す形に一歩でも近づいたことを喜んだ。それ以上に「後半はしっかりディフェンスができたんだ」。

琉球戦で指示を出すA東京のライアン・リッチマンヘッドコーチ=22日、トヨタアリーナ東京で(芹沢純生撮影)
男子日本代表では攻撃のアシスタントコーチを兼務しているため「みんな攻撃に目が行きがちだと思う。でも僕はディフェンスから徹底的にやる。そこから爆発的なオフェンス力を出す。きょうはアルバルク伝統のディフェンスでリズムを取り戻せた」と力を込めた。
試合後のロッカールームでも指揮官は...
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