点検を装って不必要なサービスを契約させる「点検商法」で給湯器交換の工事代金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は9日、詐欺などの疑いで、東京都内のガス機器販売会社「大安設備」(新宿区)の実質的な経営者糠信(ぬかのぶ)秀企容疑者(36)=八王子市寺町=と、社員ら8人を逮捕したと発表した。
逮捕容疑では2025年3~9月、東京、京都、広島の3都府県の70~80代の男女4人の自宅を訪れ「放置していると火事になる」などとうそを言い、給湯器交換の代金計約99万円をだまし取ったなどとされる。認否は明らかにしていない。

容疑者らが使っていたとされる一酸化炭素濃度測定用のチェッカーやチラシなど=警視庁立川署で(鈴鹿雄大撮影)
同課によると、糠信容疑者らは給湯器の一酸化炭素(CO)濃度を計測したふりをし、「基準の10倍の濃度が出ている」などとうそをついて不安をあおり、交換を迫っていた。被害者4人のうち3人は交換したが、1人は契約後に怪しいと気づきキャンセルした。
同課は糠信容疑者らが2023年1月~今年1月、全国で7600件の不要な交換工事をし、22億円を得ていたとみている。
同課によると、糠信容疑者は以前勤めていた会社の上司からの助言で、架空のCO濃度の基準を用いた詐欺用の営業マニュアルを作成していた。
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点検商法の被害が後を絶たない。国民生活センターによると、...
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