「不斉自己触媒反応」を発見した功績でノーベル化学賞の受賞が決まった東京理科大栄誉教授の硤合憲三(そあい・けんそう)さん(76)と、名古屋大特別教授の野依良治さん(88)が9日、東京都新宿区の東京理科大で対談した。主なやりとりは次の通り。(聞き手は増井のぞみ、梶山佑)
野依さん誠におめでとうございます。好奇心と情熱に導かれた格別にユニークな特色のある研究が国際的に認められたことを大変うれしく、おめでたく思います。
受賞決定から2日がたちました。これまでの心境をお聞かせください。

握手を交わす硤合憲三・東京理科大栄誉教授(右)と野依良治・名古屋大特別教授=9日、東京都新宿区で(沢田将人撮影)
硤合さんストックホルムのノーベル賞財団から電話があった時はもちろん驚き、うれしかったです。その電話で、フランスの著名な有機化学者アンリ・カガン先生と一緒の受賞だと伺いました。ともに受賞できることが非常にうれしい、と申し上げました。
──野依さんは2001年に受賞されました。当時はいかがでしたか。...
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