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5センチの段差も徹底調査…「熱意がないから」15年続いた都心のバリアフリーマップ作りの裏側

Oct 28, 2026 技術と科学 IDOPRESS

よくある地図と思いきや、エレベーターや障害者用トイレの位置のみならず、道の勾配、「工事中」の注意書きまで。

細かな情報を満載した都心のバリアフリーマップが、千代田区のボランティアの手で15年前から作られてきた。実際に歩き毎年更新もしているという。今月中旬、区内で行われた現地調査に同行した。(柏崎智子)

バリアフリーマップを作るため現地調査をするリーブ・ウィズ・ドリームの金子久美子理事長(左)と学生ボランティア=いずれも千代田区で(横田航洋撮影)

日比谷公園に集合したのは7人。2011年からマップを作成してきたNPO法人「リーブ・ウィズ・ドリーム」のメンバーと、法政大ボランティアサークル「ACIプロジェクト」の学生たちだ。

この日のミッションは、公園内や霞が関、有楽町など4つのエリアの変化を手分けして調べること。理事長の金子久美子さん(64)は学生の1人と組み、昨年作成した地図を片手に内幸町周辺を歩き始めた。

◆スマホで測定…車いすには大変な「坂」

新御茶ノ水駅(中央上)から靖国通り(下)へ向かって長い下り坂であることが、オレンジ色の矢印と勾配の数字で分かる(川上智世撮影)

最初のチェックポイントは路上パーキング。白い線で囲われた駐車スペースがいくつもあるが「荷さばきの貨物車用が多いんです」。一般車用のスペースを数え、地図に書き込む。

続いてビルのスロープの勾配を確認。しゃがみながら、測定アプリの入ったスマートフォンを置くと、警備員がけげんな表情で近づいてきた。

交差点でも歩道から車道へ下りる傾斜を測定。9度あった。障害のない身にとっては一またぎで済むが、車いすで通行するには大変な「坂」だ。

方向音痴を自称する金子さん。学生に「次はこっち」と誘導されJR線路沿いの道へ。高架下の半地下に広がる飲食店街へ下りる階段のそばに車いす用昇降機が用意されていたが、手前に5センチの段差が。配慮が動線としてつながっていない残念なバリアフリー。「もう一歩」とつぶやいた。

スマートフォンのアプリを使って道路の傾斜を調べる(横田航洋撮影)

◆ママ友との会話から「巻き込まれて」代...

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