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「日本茶」にナフサショックと抹茶人気の逆風…お茶はもっと自由でいい、と語る「吉村」橋本久美子さんの挑戦

Jul 21, 2026 教育 IDOPRESS

〈マイストーリー〉


ナフサ高騰と抹茶バブルと二重の危機に直面する日本茶業界。日本茶の老舗包装資材メーカー「吉村」(東京都品川区)の橋本久美子会長(66)は、「お茶はもっと自由でいい」を持論に、包装の再利用や、お茶の葉を使わないお茶づくり、お酒との掛け合わせなど、新たなお茶の魅力を発信している。(市川千晴)

◆創業のきっかけは海苔屋さんからの茶袋の依頼

顧客の声を取り入れ国産素材にこだわった和紅茶を販売する「吉村」の橋本久美子会長=品川区で

創業は1932(昭和7)年。大田区大森の海苔(のり)屋から祖父が「新茶の季節にお茶も売りたい」と紙の茶袋を頼まれ創業した。高度経済成長期には石油由来のフィルム包装が登場。2代目の父が「産地で袋詰めすれば鮮度を保てる」と静岡県にプラスチックフィルムなど包装工場を建設した。生産地の近くで茶袋を一貫生産する仕組みを築いた。

今年2月、中東情勢からナフサ価格が高騰し、包装用フィルムが値上げ。供給不安も広がった。1973年の第1次石油危機の経験に倣おうと記録をたどった。当時も、石油由来の包装資材が不足・高騰したが、取引先と従業員を第一に考え、対話と工夫で乗り越えていた。創業以来リストラも、赤字もない経営を続けてきただけに、高くても資材を買い続け、安定供給する道を選んだ。

一方で「石油に頼り続けていいのか」との思いも。これまでの包装は使い捨てだったが、空になった袋を持参すれば、一つおまけし中身を補充するリユース販売を一部の商品を対象に6月から始めた。

客にも参加してもらい店頭で作り販売する抹茶レモンスカッシュ

日本茶業界は、昨年からもうひとつの危機にさらされ...

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