関東地方は22日夕から夜にかけて、関東の東を南下した前線に向かって流れる暖かく湿った空気や上空の気圧の谷の影響で大気の状態が非常に不安定となり、南関東を中心に激しい雷雨となった。レーダーによる解析では、東京都板橋区付近で1時間に120ミリ以上、北区と豊島区、埼玉県戸田市付近でいずれも1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。
雨量計による実測では、千葉県君津市で1時間に75.5ミリ、東京都練馬区で同66.5ミリ、都心(千代田区)で同60ミリの非常に激しい雨を観測した。横浜市中区と港北区でも1時間に30ミリを超す激しい雨が降った。

雨で浸水した高島平団地の商店街の水をかき出す店員ら=東京都板橋区で
東京都と気象庁は、中野区や文京区などを流れる神田川と、杉並区と中野区を流れる善福寺川の水位が急上昇したため、自治体の避難指示の目安とされる「レベル4氾濫危険警報」を発表した。
気象庁は、関東では23日明け方にかけて大気の不安定な状態が続き、激しい雷雨の恐れがあるとして、低地の浸水や河川の増水、土砂災害などへの警戒を呼びかけた。(宇佐見昭彦)
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東京都板橋区の高島平団地では午後7時ごろ、商店街の店員らが店や通路に入った水をかき出す作業に追われていた。
店員によると、1時間ほどで水かさが上がり午後5時半前後には、低い所では大人の膝下まで水がきた。マンホールの隙間から水が噴き出しているのを見たという。店に入った水の深さは5センチほどだが「浸水は一昨年7月以来。水が上がらないようにしてほしい」と願った。別の店員も「排水が間に合わず、お客さんの品物や機械があるので不安だった」と語った。
地下鉄都営三田線新高島平駅も改札の中まで浸水し、排水したポンプのホースが改札前に置かれたまま。駅前のコンビニ店員によると、大人の膝下まで水が来た。駅構内の床のふたから水が噴き出し、コンビニも浸水した。(増井のぞみ)