
事件発生当時のスーパー「ナンペイ大和田店」=いずれも八王子市で
東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」で1995年7月、女性従業員3人が射殺された未解決事件は、30日で発生から31年。担当した元刑事が定年退職後も、独自に調査を続けている。かつて警視庁は中国人強盗団による犯行の可能性を捜査し、関連を疑わせる状況があったが、捜査方針が変わって決着がついていない。元刑事は、今も手がかりは残っていると指摘している。(鈴鹿雄大)
複数の関係者によると、中国人強盗団への捜査は2008~14年に繰り広げられ、中国福建省出身の2人が浮上した。「モトムラ」の偽名をかたる男は「八王子でデカい山を踏んだ」と知人に語り、もう1人の後輩の男Kも事件の関与をほのめかしていたとされる。いずれも現在、50代後半とみられる。

ナンペイ事件について語る原雄一さん
独自の調査をしているのは、元捜査一課の原雄一さん(69)。ナンペイ事件を7年半担当し、中国人強盗団捜査の中心を担ったが途中で異動となった。後任へ引き継いだが、捜査は全うされなかったという。
原さんは発生30年の節目だった昨年から、記憶などを頼りに強盗団周辺を本格的に調べるようになった。
モトムラが出入りした都内東部の錦糸町では、Kを知る女性を発見。女性は事件発生から間もない頃、Kの親族から「現場に思ったより人がいて、パニックになって殺した」と聞いた。モトムラと懇意にしていた人物の所在も分かっ...
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