<深掘りこの数字>
物価高が常態化して久しい。都の統計によると、今年4月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)は、2020年を100として112.4まで上昇した。
物価上昇に反して実質賃金は低迷している。今年4月の都の実質賃金指数は、同じ2020年基準で101.4にとどまった。物価上昇幅(12.4)と比べると、開きは10ポイント以上になる。

都のCPI(青折れ線)と実質賃金(赤折れ線)の推移。前年同月比のCPIも高いまま推移している(オレンジ部分)
春闘の平均賃上げ率は3年連続で5%を超えているとの指摘も出そうだが、恩恵は一部の大企業に偏っているのが実情だ。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、2025年の企業規模別賃金(平均月収)は大企業で38万5000円。前年比5.7%増と大きく伸びたのに対し、中企業で...
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