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「ブラッサム」宇野千代さんがアメリカで人気 英訳出版「空白の30年」の惜しまれる事情

Oct 23, 2026 ai IDOPRESS

〈本を読もう、街に出よう〉

NHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデル、宇野千代が1971年に発表した自伝的小説「或る一人の女の話」の英訳本が昨年、米国で復刊されて人気を呼んでいる。

(左)宇野千代さん(右)「或る一人の女の話」英訳本の書影

英訳本が最初に出版された1992年には、限られた日本文学愛好家の話題にしかならず絶版になった。だが、村田沙耶香や川上未映子ら「社会への違和感」や「生きにくさ」を描いた日本人女性作家の国際的な評価が高まるにつれ、半世紀以上も前の作品が、その先駆けとして再注目されている。(鈴木伸幸)

◆「『あら、またやっちゃった』が魅力」

「或る一人の女の話」の主人公は、破天荒な父親と深い愛情を注いでくれる継母に育てられながら女学校を出て代用教員になる。男尊女卑がまかり通る社会規範に流されずに自由恋愛に目覚め、失敗を重ねながらも自立の道を──という内容だ。

レベッカ・コープランドさん

英訳した米ワシントン大名誉教授のレベッカ・コープランドさんは「どこにでもいそうな女性が少し勇気を持って小さな前進を重ねる姿に共感が集まっているようだ。70代になった宇野先生が若い頃を振り返って書いたが、私も年を取るにつれて、より理解が深まっている」と話す。

「宇野先生は常に前向き。良妻賢母が当たり前の時代に、常識を外れて失敗しても『あら、またやっちゃった』と楽観的なところが魅力。私は何か問題を抱えると『宇野先生ならどうするか』といつも考える」

◆ドナルド・キーン訳の『おはん』をめぐるトラブル

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