皇后さまは9日、皇居内にある養蚕施設で、「天蚕(てんさん)」と呼ばれる野生種のカイコの繭を収穫する「収繭(しゅうけん)」の作業に今年初めて臨まれた。剪定(せんてい)用のはさみを手に、クヌギの木に付着した薄緑色の繭を葉や枝ごと切って回り、「きれいな繭で良かった」と笑顔を見せた。

繭を収穫される皇后さま(宮内庁提供)
皇居での養蚕は、明治時代から歴代皇后が受け継いできた皇室伝統の行事。皇后さまは5月12日に「御養蚕始の儀」に臨み、今年の作業を始めていた。収穫した繭は数年分を集めて生糸にするという。(井上靖史)

収穫された薄緑色の繭(宮内庁提供)